冷蔵庫にアースが付いて無い、また引越し先にアースの取り付け先が無い場合はどうすれば良い?
多くの冷蔵庫に付いている飾りのようにも見えるアースですが、漏電による感電を防止するという重要な役割を担っていることをご存知でしょうか。
電化製品には漏電のリスクが潜んでおり、特に水の近くで使用している家電が漏電していると、人間が感電し事故に巻き込まれてしまう場合があります。
そのため、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジといった水との関りが深い家電にはアースが取り付けられています。
アースが付いていると、万が一冷蔵庫が漏電した場合でも、電気がアースを通じて安全な方向に流れていきます。
したがって、アースの付いている家電は、安全のために必ずアースを取り付ける(接地する)必要があります。
それでは、仮に引越しなどで冷蔵庫の移設先にアースを取り付ける場所が無かった場合にはどうするべきなのでしょうか。
この場合には、電気工事士の資格を持った人物による工事を受けなければなりません。
一般的な電気店、あるいは工務店等に問い合わせを行えば、多くの場合で約10,000~20,000円ほどの予算で工事を請け負ってもらえます。
アースの取り付け工事は専門知識と技能を持った有資格者にのみ許された高度な工事です。
(工事費用を節約するために、自分自身でアース端子の接地工事を行わないよう注意して下さい。)
無事にアースの端子を取り付けられたと思っても、実は不十分で何ら意味を成していなかったという事案も多いので、取り付け工事は必ず専門の業者に依頼するように注意してください。
アースは万一の事態に備えるために必要な物ですから、最新式の冷蔵庫にも必ずと言っていいほど取り付けられています。
グレードの高い冷蔵庫だからアースが省略される、ということもありません。
ただし、冷蔵庫の機種によっては稀にアースが取り付けられていない場合もあります。
このような場合には、特に気にすることなくアースを接続せずに使用しても問題はありませんが、どのような家電製品であれど漏電の可能性がゼロになることはありませんから、販売元のメーカーに問い合わせを行い、適切な指示を受けることをお勧めします。