中身は予定を立てて食べ切るのが理想ですが。
主婦
冷蔵庫の中身はそのままでも運搬してくれるの?
アシスタント
※冷蔵庫に中身が入ったままでは業者は運んでくれません。
※また、生もの等腐る危険性がある食材は、別に梱包しても運送業者は運んでくれません。
さらに、運搬日の前日には、霜取りと水抜きのために、電源を抜く必要があるので、中身も同時に全て外に出しておく必要があります。(関連:冷蔵庫の水抜き方法)
アシスタント
ですので、前日までには
- 余ったものは処分する(鍋にして食べる。推奨)
- 氷を入れてクーラーボックスでご自身で運ぶ(近場のみ推奨)
- クール宅急便等で別に運ぶ(推奨)
のどれかで対処する必要があります。
運搬日の一週間前には献立を考えておく
処分するのはもったいないので、できるだけ早め(一週間前が理想)に余計な食材を買い込まないことを意識しましょう。
アシスタント
運搬日の一週間前からは、お惣菜等で過ごす、または鍋にして使い切ってしまうのもお勧めです。
余った食材を輸送する方法
調味料など保存がきく食品は梱包さえすれば業者も運んでくれます。
アシスタント
生ものや冷凍食品はご自身で運べる場合、クーラーボックスや発泡スチロールボックスを用意し、予定日の前日に氷と一緒に最低限のものだけを入れるようにして下さい。
ただし、冷凍食品は夏場だとドライアイスを入れても2~3時間程度しか持ちませんのでクール宅急便の利用がお勧めです。
食材をより安全に運ぶためには、配送日に合わせてクール宅急便を利用するのも一つの方法です。
サイズ/配送距離 | 同一エリア内 | 東京→大阪間 | 東京→福岡間 |
---|---|---|---|
60サイズ | 1,160 | 1,280 | 1,680 |
80サイズ | 1,450 | 1,570 | 1,960 |
100サイズ | 1,860 | 1,980 | 2,380 |
120サイズ | 2,510 | 2,630 | 3,030 |
クール宅急便は事前に予冷が必須のため、集荷時刻の前まで必ず冷蔵庫・冷凍庫に入れておきましょう。
- 冷蔵タイプ:10℃以下で6時間以上冷蔵する
- 冷凍タイプ:-15℃以下で12時間以上冷凍する
アシスタント
予冷とは、冷蔵庫に食材を入れて事前に冷やしておく事です。予冷をしておかないと、トラック内で他の荷物の温度を上げてしまい、配送を断られるため注意して下さい。
クール宅急便は集荷が可能なので、引越し日時を考えて配送してもらいましょう。(発送日から最大3日まで日時指定が可能です。)
アシスタント
冷蔵庫の電源を切るタイミングは、運搬集荷前のおよそ10時間~半日程度前です。
クール宅急便の予冷の時刻と集荷時刻を合わせて下さい。
冷蔵保存が必要な調味料一覧
冷蔵保存が必要な調味料の一覧も見ておきましょう。
- 味噌
- マヨネーズ
- ケチャップ
- ポン酢
- チューブ入りのワサビやからし等
- カレーやシチュー等のルー商品
アシスタント
冷蔵庫に入れてある調味料は、冷蔵保存が必須なので、下記の梱包を行ったうえ、クーラーボックスに氷等を入れて配送します。
調味料の梱包方法
トラック輸送時は荷物への衝撃が大きく運搬時に割れる事もあるため、調味料は厳重な梱包が必要です。
醤油や酢、油等、液体の調味料
しょうゆや酢、みりん、めんつゆ、油などの液体の物は漏れないように、ふたの部分をテープなどで貼り固定します。(特にキャップ式は輸送中に開くことがあるので要注意です。)
ビニール袋に入れてから、それぞれの瓶を新聞紙や梱包材などで包んで、ぶつかって割れることが無いようダンボールに立てて梱包にしておきましょう。
アシスタント
液体類は漏れると他の荷物も全て台無しになるのでより梱包は厳重にして下さい。
砂糖や塩、小麦粉等の粉系
- 袋の口をしっかりと閉じて、ビニール袋に入れる。
- もしくはタッパーに移し替えてビニール袋に入れる。
アシスタント
砂糖、塩、小麦粉はにおいが移りやすいので、においの強い物のそばに置かないようにして下さい。
ケチャップやマヨネーズ類
ケチャップやマヨネーズも蓋をしっかりと締めてキッチンペーパーでキャップ部分をくるみ輪ゴムで閉じます。
ビニール袋に入れてから、冷蔵保存が必要のため、クーラーボックスに入れて下さい。
アシスタント
調味料は梱包前に蓋が締まっているか確認をし、ビニール袋に入れてから、立てて梱包していく事が基本の流れになります。
夏場だと調味料が傷む可能性もあるので、配送前に下記の廃棄方法についてもご参照ください。
梱包自体に不安がある場合は、配送日に運送業者に確認をしてもらって下さい。(ダンボールはガムテープで閉じずそのままで。)
余った食材の処分方法
余った食材や持っていかない調味料は基本的に燃えるゴミで処分しますが、中身は全て出し容器と分けて別に廃棄しなければいけません。
アシスタント
調味料は液体・粉状関わらず排水口に流してはいけません。水質汚染等の環境破壊になります。
醤油やみりん、酢などの液体調味料の処分方法
新聞紙やペットシーツ、キッチンペーパーなどに水分を吸収させ、二重にしたビニール袋に入れて可燃ごみとして出します。
食用油の処分方法
食用油は、新聞紙や古布に染み込ませてから、二重にしたビニール袋に入れて可燃ごみとして出します。
または、市販の凝固剤を使い、油を固めてから新聞紙や袋に包めば可燃ごみとして出せます。
(100均ダイソーでも販売されています。1包650mlに対応で4包入り)
マヨネーズやケチャップの処分方法
マヨネーズは粘度が高く紙に染み込まないので、キッチンペーパーや新聞紙の上に丸々出してからビニール袋に入れて可燃ごみとして出します。
アシスタント
どの調味料も中身は
- 新聞紙
- キッチンペーパー
- 古い布
- トイレットペーパー
などに出し、ビニール袋に入れて可燃ごみとして出すのが基本的な流れになります。
調味料や食材が入っていた容器類の処分方法
プラマークが付いている容器類の場合は、プラスチック製容器包装の回収の日に出せます。
アシスタント
各自治体で容器の捨て方は、資源ごみや燃えるゴミ、不燃ごみと異なるため必ずお住いの自治体公式サイトでご確認下さい。
下記では一例として参考までに記載します。
ケチャップやマヨネーズの容器類
ケチャップやマヨネーズの容器類は、中の汚れを綺麗に落としてからプラスチック製容器包装で出します。
アシスタント
ただし、中の汚れが落ちない場合は、燃えないゴミ、もしくは燃えるゴミで出すと自治体により異なります。
醤油や酢、みりんの容器類
ペットボトルのリサイクルマークが付いてる醤油や酢の容器類の場合は、
- キャップ部分を切り取り(プラスチック製容器包装)
- ラベルを外して(ラベルに紙製品マークが付いている場合は燃えるゴミ)
- 本体はペットボトル回収の日に出します。
アシスタント
キャップ部分はハサミだと中々切れないので、100均に売っている分別ハサミを1個購入されることをお勧めします。
また、ビンの場合であれば、ラベルを外して、中を水ですすいでからビン回収(資源ごみとして)出します。
食用油の容器類の捨て方
- 中身を使い切った後、キッチンペーパーの上に逆さまにしておきます。
- ラベルとキャップを外して、ペットボトルの場合は、プラ資源で出します。
(ビンの場合は、ビン回収の日に出します。)
ボトル:PETと表示されていても『その他プラスチック製容器包装』になるため、ペットボトルで出してはいけません。
アシスタント
また、中の油が綺麗に落とせない場合は、燃えるゴミで出すなど、各自治体で食用油の容器の捨て方は異なりますので、事前に必ずご確認下さい。
まとめ
以上、冷蔵庫運搬時の中身についてまとめておきます。
献立は冷蔵庫運搬日の1週間前から考え、前日の半日程度前には中身を空にして電源を落とし、水抜きを行う。
余った食材はクール宅急便(クロネコヤマトか佐川急便)で送るか、処分する。(生もの類は引越し業者は運んでくれない。)
業者を使わない場合は、氷を入れたクーラーボックス等を使用して運ぶしかないが、長距離や夏場だと傷む危険性があるので非推奨。
食材や調味料を処分する場合、中身は基本的に燃えるゴミ、容器類はボトル:PETと表記通りに分別し、各自治体のウェブサイトを参考にし資源ゴミとして出す。
アシスタント
初めてだと戸惑う点もありますが、不安な点が出たら気にせず依頼する運送業者までお尋ねください。